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科目名キャリア基礎演習(公務員・法律)I
担当者坪原 紳二、山本 誠
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目
憲法入門(法律入門も含む)
授業の達成目標
公務員試験では法律科目はメイン科目です。その中で憲法は最大の重要科目です。そこで,この講座では,憲法の基本的な理解を学ぶことになります。そしてその前提として「法律入門」を扱います。法律入門で法律の基本的な考えを理解した後で憲法入門に入ります。憲法は人権と統治の分野に大別されますので,人権からスタートします。人権の学習後には国会,内閣,裁判所の基本的な仕組みを学習します。公務員志望者を主な対象としていますが、就職試験にも活用できる法律の知識を学習するのにも役立ちます。
今年度の授業内容
オリジナルの講義レジュメをベースにし身近な具体例をふんだんに使用しながら講義を展開していく予定です。初学者でも無理なく理解できるようにしたいと考えています。あわせて憲法に関する時事的テーマを取り扱う予定です。例えば,議員定数不均衡の問題,非嫡出子の相続分等です。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について予習よりも講義終了後の復習に力を入れて欲しい。特に指定された「一問一答」のテキストを使って、授業で行った該当箇所を確認することが、知識の定着のうえで重要です。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項
予習よりも講義終了後の復習に力を入れてください。また,法律科目,特に憲法に関しては時事的テーマと密接に関連していることも多いので日ごろからニュースに関心を持つことが重要です。
 第1回
法律入門プラス憲法(憲法の歴史,人権とは,法の支配等)
 第2回
憲法(人権の享有主体,外国人の人権,会社の人権等)
 第3回
憲法(憲法の私人間効力,新しい人権等)
 第4回
憲法(法の下の平等)
 第5回
憲法(思想良心の自由)
 第6回
憲法(思想良心の自由,信教の自由,学問の自由)
 第7回
憲法(報道の自由と取材の自由,アクセス権,検閲の禁止,事前抑制の禁止)
 第8回
憲法(明確性の原則,合理的関連性の基準,集会の自由)
 第9回
憲法(職業選択の自由,財産権等)
 第10回
憲法(刑事手続,選挙権等)
 第11回
憲法(生存権・教育を受ける権利,労働基本権)
 第12回
憲法(国会の仕組み)
 第13回
憲法(内閣の仕組み)
 第14回
憲法(裁判所の仕組み)
 第15回
憲法(地方自治)
授業の運営方法
講義レジュメをベースに講義を行っていきます。板書事項もあるので,講義レジュメに記入してください。講義は,対面を原則としますが、状況によっては,対面とオンライン等を組み合わせたハイブリッドでの実施になる場合もあります。その際には,リアルタイム配信を行いますので、教室設置のカメラを利用して、教室の様子を配信していきます。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題については、できるだけ毎回課していきます。原則として、翌週の授業日までにポータルの「課題提出」の箇所に提出していただきます。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 65% 定期試験の成績が評価のベースとなるので,定期試験を受けることが重要である。
授業参加 35% 定期試験と授業参加度での評価となります。また、各回の課題提出も評価の対象になります。
テキスト
山本誠/「公務員試験 一問一答で論点総チェック 憲法」/TAC出版/2020年/本体1,300円(税別)/978-4-8132-9513-6
参考文献
講義の中でも必要があれば紹介する予定
その他、履修生への注意事項
法律科目は前回の講義内容をベースに講義が展開される。極力,欠席しないことがポイントとなる。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要
公務員試験六法[大学教育出版](自書)に掲載されている判例をベースに現職公務員(主として教え子)を指導。
実務経験と授業科目との関連性
現職公務員からの質問(疑問)を講義の中で投影。