科目名 | ディベート演習 | |
担当者 | 峰松 和子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | ディベートを経験し、高度なコミュニケーション能力を目指す。 | |
授業の達成目標 | ディベートを実際に経験することで、高度なコミュニケーション能力の養成を目指す。①ディベートの定義、意義と効用、②論題設定とリサーチの仕方、③ 記録の取り方、立論構成、反論の仕方など基礎技能を身につける。次に④試合形式での演習を繰り返し、スピーチの仕方など学ぶ。仕上げとして⑤論題に関する論説文を書く。最後に⑥他の受講者の論説を分析・批評する。教員はディベートやレポートに具体的なコメントを与えて理解の助けとする。 |
|
今年度の授業内容 | ・実際の演習を通じて、思考力、コミュニケーション力(プレゼンテーション力)を養うことを目指す。 ・また、身近なテーマから社会問題までのテーマにも触れることで視野を広げることを目指す ①ディベートの定義、意義と効用の理解 ②論題の設定や準備の仕方(リサーチの仕方)の理解 ③ディベート試合の内容分析などを行い、様々な基礎スキルを学ぶ ④試合形式での演習 ⑤論題に関する論説文の作成 ⑥他の受講生の論説の分析・ディスカッション ⑦ディベートで身についた能力の応用 |
|
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 普段から新聞、ニュースなどを読み、社会問題を把握しておく。 論旨の構築とはどういうものなのかを事前に検討し、事後には自身のパフォーマンスを振り返る。 |
合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 出された論題に対して、賛否両面から物事を捉えらえるようリサーチをしっかり行う。 | |
第1回 | オリエンテーションと自己紹介 ディベートの定義、意義と効用 |
|
第2回 | ディベートの準備から試合まで 論題の分析、資料調査・記録の取り方、立論構成、反論の仕方など基礎技能を身につける |
|
第3回 | ディベート演習①・フィードバック |
|
第4回 | 議論の仕組みを学ぶ 議論の構造、根拠、論拠 肯定・否定論旨の構築演習 反論と反駁 スピーチの構成 |
|
第5回 | 論旨構築演習・ディベート演習②・フィードバック |
|
第6回 | リサーチ演習 |
|
第7回 | ディベート演習③・フィードバック |
|
第8回 | ディベートの評価・ディベートと倫理 論題に関する論説文を書く |
|
第9回 | 論旨構築演習・ディベート演習④・フィードバック | |
第10回 | 論旨構築演習 | |
第11回 | ディベート演習⑤・フィードバック | |
第12回 | 論題に関する論説文を書く 他の受講者の論説を分析・批評する |
|
第13回 | 最終ディベート試合・フィードバック | |
第14回 | プレゼンテーション |
|
授業の運営方法 | まず、学生が興味を持っている問題に関して論題を設定し、ペア及びグループ等で自由に意見を出し合う。その際、肯定意見、反対意見両方の側面からその根拠となる理由を他者と意見を交えながら話し合う。その後、グループ分けを行い相談する時間を与え、ディベートを体験する。グループで協力し合い助け合いながら、ディベートに参加する。少しづつ、ディベートの論の進め方を学ぶ中で、確個とした論旨構築を行えるようにする。身の回りの話題から社会問題に関して調査を行い、論拠を示しながら、肯定、否定論旨の構築の仕方を学ぶ。問題意識が高まったところで、論題に関する論説文を書く。他の受講者の論説を分析・批評することにより、お互い切磋琢磨しながら、さらに自分自身の意見を深めていく。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 実際に行われたディーベート演習から、論旨の構築、情報の信憑性、話し方や思考力に至るまで細かくフィードバックを行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | |
小論文・レポート | 0% | |
授業参加 | 60% | 積極的なディベート参加度を評価する |
その他 | 40% | 提出物、論説文 |
テキスト | 教材は適宜提示する |
参考文献 | 「はじめてのディベート 聴く・話す・考える力を身につける—仕組みから試合の模擬練習まで」西部直樹著 (あさ出版) 「ディベート能力の時代」北岡俊明著 (産能大学出版部刊) 「ザ・ディベート—自己責任時代の思考・表現技術」茂木秀昭著 (ちくま新書) 「図解雑学 ディベート」鈴木勉著 (ナツメ社) 「ディベートの原理・原則 Let's Get to the Heart of Debate! 」 松本道弘著 (総合法令) |
その他、履修生への注意事項 | 本授業では、他者の意見に耳を傾け、自分自身の意見をはっきりと述べることができる力を養っていきます。 また自分とは反対意見に関しても、その理由は何かを考えることにより、自分自身の視野が広がります。 最終的には、自分とは異なる意見を持つ人に対して理解してもらえるような論の進め方を学びます。 これはスピーチのみならず、論説文を書く際にも役に立ちます。ディベートは知的発見があり、その学びの過程は楽しいものです。 他者と意見が違うことを恐れるのではなく、逆に楽しむつもりで参加して下さい。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |