科目名 | ディベート演習 | |
担当者 | 梅宮 悠 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 集中講義 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | 「ディベートには不慣れだ」「論破は自分には無理」「自分の主張を押し通す自信がない」などと思ったことはありませんか?これは世間一般にディベートという行為が勝負のように取り沙汰され、その攻撃性が表立ってしまっているから生まれた誤解でしょう。もちろん、そうした理由からあまり授業などで積極的に行われていない現実もあります。 しかし、ディベートの目的は論破することではありません。相手の述べる内容を把握し、持論とのズレを理解させ、平和的な結論(最善策)に辿り着くための作業になります。どのような通説であっても否定できます。しかし、それは反対するというより、盲目的に定説を信じることが危険であると教えてくれます。 本授業では、いかに相手の話を聞き、相手に話を聞かせ、交渉の場にスムーズに立つための準備をしていきましょう。思考の方法を学び、論旨の構築を検討し、それを言葉で実際に伝えてみる練習が組み込まれています。ここでの学びはディベート経験の他にも、対人関係におけるスムーズな会話や、ひいては面接での応答力にもつながっていくでしょう。 トピックも参加者の皆さんのリクエストによって決定しますので、肩肘張らず、楽しく、集中した時間を過ごしましょう。ディベートも個人間では行わず、基本的にペアやグループでの実施を予定しています。 |
|
授業の達成目標 | ・ディベートの意義や効用を理解できる ・演習を通じて、思考力とコミュニケーション力を身につける ・与えられた論題に対して、的確な論旨の構築ができ、情報収集もできる |
|
今年度の授業内容 | ①ディベートの定義と意義の理解 ②論題に対する準備の仕方の理解 ③ディベートの基礎スキルを学ぶ ④ディベート演習 ⑤ディベートの分析とディスカッション |
|
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ディベートの経験や特定の専門知識などは不要です。しかし、論旨の構築とはどういうものなのかを事前に検討し、事後には自身のパフォーマンスを振り返ることなどを推奨します。 | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 本授業はノートの作成を推奨しています。自分のメモを大事にし、都度振り返りましょう。 | |
第1回 | 自己紹介資料の準備と提出 | |
第2回 | オリエンテーションと自己紹介・グループ分け | |
第3回 | ディベート入門・テーマ決め | |
第4回 | 調査・ディベート演習 ① | |
第5回 | フィードバック | |
第6回 | 調査 | |
第7回 | ディベート発展版(分析と評価) | |
第8回 | 論旨構築演習・ディベート演習 ② | |
第9回 | フィードバック・論旨構築演習 | |
第10回 | ディベート演習 ③・フィードバック | |
第11回 | 調査 | |
第12回 | 情報収集演習(情報の真贋) | |
第13回 | 論旨構築演習・ディベート演習 ④ | |
第14回 | フィードバック・論旨構築演習 | |
第15回 | ディベート演習 ⑤・フィードバック | |
授業の運営方法 | 本授業は秋学期に連続3日間実施される連続講座となります。具体的な運営方法は開講時にお伝えしますが、事前連絡も配信されるので、ご注意ください。 *現時点では対面授業を想定していますが、状況次第では完全遠隔授業(Zoom)となります。遠隔授業の場合は、的確な参加をもって(カメラ・音声オン)出席とします。実施形態の変更やアクセス方法はクラスフォーラムに掲示するのでご確認ください。 |
|
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 実際に行われたディーベート演習から、論旨の構築、情報の信憑性、話し方や思考力に至るまで細かくフィードバックを行います。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
小論文・レポート | 30% | ディベートの下書きの完成度を毎回評価します。 |
授業参加 | 70% | 積極的な発言と参加を評価します |
テキスト | 特になし。 |
参考文献 | 特になし。 |
関連ページ | 特になし。 |
その他、履修生への注意事項 | ディベートを学び、経験する場なので、発言したいという気持ちを大事にしてください。その際に他者(教員・学生)の話を理解しようとしながら聞くことと、分からない場合には誰にでも質問する姿勢を持って参加してください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 特になし。 |
実務経験と授業科目との関連性 | 特になし。 |