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科目名アート入門/造形論
担当者柴田 眞美、矢島 新、剱持 あずさ、栗田 秀法
開講期2025年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業形態対面(全回対面)
オンライン実施回
全回対面
授業題目幅広く「芸術/美術/アート」に取り組む内容を学び、体験する。
授業の到達目標現代においてアートは心の栄養として重要であり、学術を行う上での創造性や構築性のヒントとなり、究極的には生きる力をもたらすものであることを体験的に理解し、実践できるようになる。
今年度の授業内容アートに関わる多角的な専門教員(日本美術史、西洋美術史、博物館学、インクルーシブアート教育、日本画制作、美術解剖学、臨床美術)により、美術を読み解くという事、西洋画の表現特質、日本美術の特質、墨と筆の描線、アートの鑑賞法、日本と西洋の美術比較、共生社会とアート、人体とアート、心とアートなどの内容を、講義および体験型(臨写、ディスカッションなど)も含めて進めます。
準備学修(予習・復習等)の具体的な内容及びそれに必要な時間について日頃から、芸術/美術/アートに関心を持ってください。美術館はもちろんの事、日常の営みの諸々と、広義のアートとのかかわりを日々、深く考察することに勤めてください。 1回平均約190分
自習に関する一般的な指示事項日々の、広義のアート体験を、短文で書きとめたり、スケッチで描きとめたりして、積み重ねてください。
授業の特徴(アクティブラーニング)リアクションペーパー/レポート/討議(ディスカッション・ディベート)/その他
第1回オリエンテーション:本授業の内容の概要と進め方などについて。
アートとは(芸術、美術、造形・・・という用語)。(柴田)
第2回西洋美術史への招待、美術作品を読み解くってどういうこと?(剱持)


第3回西洋絵画における立体感や奥行き感の秘密。遠近法などについて。(剱持)
第4回日本美術史への招待。(矢島)
第5回「鳥獣戯画」の臨写体験をして、「描線」を味わってみよう。(柴田)
第6回「鳥獣戯画」について考える。(矢島)


第7回対話型鑑賞体験(一) (どんなふうに見える?)(栗田)
第8回対話型鑑賞体験(二) (どこからそう思ったの?)(栗田)
第9回対話型鑑賞体験(三) (もっと発見はある?)(栗田)
第10回スペシャルトークⅠ:日本美術と西洋美術(鼎談の会)、フロアーからも発言しよう。 (複数教員)
第11回スペシャルトークⅡ:「インクルーシブアート教育ということ」 (ゲストスピーカー/茂木)
第12回人のかたち(美術解剖学からのお話)、簡単なムーヴマン(動勢)描画体験もしてみよう。(柴田)
第13回感性を解放するアート(臨床美術からのお話)、簡単なマッス(量感)描画体験もしてみよう。(柴田)
第14回総合討論とまとめ。(柴田)
授業の運営方法複数の教員によるオムニバス形式で進めます。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法ひとまとまりの回が済んだところで、ミニレポートの提出。回によっては、授業中のリアクションペーパーなどもあり。描画体験の時は、描画の提出。
タイミングを見て授業中に随時フィードバックします。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
授業参加 50% 授業参加への積極性
小論文・レポート 50% ミニレポート、リアクションペーパー、描画など
参考文献 授業中に随時紹介します。
その他、履修生への注意事項 話の順序は入れ替わる可能性もあります。また話の内容が多少変更になる場合もあります。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要
  • 美術館の学芸員(渋谷区立松濤美術館、愛知県立美術館、山口県立美術館)(矢島、栗田、剱持)
  • 日本画等の制作および、展覧会企画・運営委員、また臨床美術活動経験(柴田)
実務経験と授業科目との関連性
  • 学芸員経験:美術の魅力を一般の方々にわかりやすく伝えるべく工夫を重ねた経験を踏まえ、講義にそのノウハウを生かします。(矢島、栗田、剱持)
  • 作品制作、展覧、臨床美術:作品を制作する心や、世間に展覧する際の諸々、美術の社会貢献などの話題に生かします。(柴田)