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科目名花蹊の教育とライフプラン・キャリアプラン
担当者石崎 裕子
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目花蹊の教育とライフプラン・キャリアプラン
授業の達成目標この授業では次の点を主な達成目標とします。
1、学祖跡見花蹊の人生や教育理念、本学の建学の精神の現代的な意義を理解し、説明することができるようになる。
2、女性のライフコースの多様化とその社会的背景を理解し、説明することができるようになる。
3、長い人生を見すえた自身のキャリア形成について論述することができるようになる。
今年度の授業内容前半では、学祖跡見花蹊の人と学問、その教育理念などを学びます。さらに、本学の建学の精神の現代的意義をふまえ、大学で学ぶことの意味を考えます。後半では、女性のライフコースの多様化とその社会的背景などについて学び、仕事や「就活」にとどまることなく、生涯学習や社会活動なども含めた広い視野に立って、女性の生涯にわたるキャリア形成について考えます。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回の授業で扱うテーマについて、指定テキストやあらかじめ示す参考文献から予習し、ノートにまとめておくこと。講義終了後は、授業資料や配付資料を見直して自分なりにまとめ直し、授業内容の理解に努めること。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項指定テキスト『跡見花蹊―女子教育の先駆者』をていねいに読み込み各回の講義に臨んでください。また、花蹊記念資料館(新座キャンパス、2号館1階)を各自見学し、学祖である跡見花蹊の生き方や女子教育のパイオニアとして長い歴史を持つ本学の教育理念および建学の精神に対する理解を深めてください。このほか、シラバスの「参考文献」に挙げた文献を各自の興味関心に応じて自由に読んだり、「関連ページ」に挙げたホームページの閲覧をするなど、自身のキャリア形成を考えるきっかけにしてください。
第1回「女子教育の時代と花蹊」担当者:小仲信孝(学長・文学部人文学科教授)
第2回「跡見家と花蹊の半生」担当者:小関孝子(観光コミュニティ学部観光デザイン学科准教授)
第3回「跡見花蹊−芸術家としての業績」担当者:要真理子(文学部現代文化表現学科教授)
第4回「花蹊の書学と国際交流」担当者:横田恭三(文学部人文学科教授)
第5回「わたしと跡見学園女子大学」担当者:小関孝子(観光コミュニティ学部観光デザイン学科講師)
第6回ロールモデルに学ぶ(1)—卒業生のマイライフ1(講師:卒業生A氏)社会の様々な分野で活躍している跡見の卒業生は皆さんにとって身近なロールモデルです。この回では卒業生をゲストスピーカーにお招きし、これまでのキャリアの軌跡についてお話をうかがいます。
第7回キャリアとライフコースについて
第8回女性のライフコースの多様化
第9回ライフイベントについて考える(1)女性と進学
第10回ライフイベントについて考える(2)女性と結婚、出産・子育て
第11回ライフイベントについて考える(3)女性と仕事
第12回ライフイベントについて考える(4)仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現に向けて
第13回ロールモデルに学ぶ(2)—卒業生のマイライフ2(講師:卒業生B氏)社会の様々な分野で活躍している卒業生は皆さんにとって身近なロールモデルです。この回では卒業生をゲストスピーカーにお招きし、これまでのキャリアの軌跡についてお話をうかがいます。
第14回ライフイベントについて考える(5)女性と老い
授業の運営方法講義形式で行います。遠隔授業の実施となった場合については、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法期末レポート回収後、全体的な講評などをポータルにて配信します。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施せず
小論文・レポート 20% 期末レポート
授業参加 80% リアクションペーパーなど課題の提出
その他 0% 実施せず
テキスト 『跡見花蹊―女子教育の先駆者』、泉雅博・植田恭代・大塚博、ミネルヴァ書房、2018年、1,800円+税、ISBN978-4-623-08228-5
参考文献 『おしえてジェンダー!「女の子だから」のない世界へ』、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン編、合同出版、2023年、1,800円+税、ISBN978-4-7726-1524-2
『ゼロからはじめる女性学―ジェンダーで読むライフワーク論』、天童睦子、世界思想社、2023年、1,800円+税、ISBN978-4-7907-1785-0
『10代のうちに考えておきたいジェンダーの話』(岩波ジュニア新書)、堀内かおる、岩波書店、2023年、900円+税、ISBN978-4-00-500979-4
『女の子はどう生きるか―教えて、上野先生!』(岩波ジュニア新書)、上野千鶴子、岩波書店、2021年、880円+税、ISBN978-4-00-500929-9
『男性中心企業の終焉』(文春新書)、浜田敬子、文藝春秋、2022年、980円+税、ISBN978-4-16-661383-0
『なぜ理系に女性が少ないのか』(幻冬舎新書)、横山広美、幻冬舎、2022年、940円+税、ISBN978-4-344-98676-3
『ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方―ワーク・ライフ・バランスと持続可能な社会の発展のために』、多賀太、時事通信社、2022年、1,800円+税、ISBN978-4-7887-1806-7
『「男女格差後進国」の衝撃―無意識のジェンダーバイアスを克服する』(小学館新書)、治部れんげ、小学館、2020年、800円+税、ISBN978-4-09-825380-7
『なぜ働き続けられない?―社会と自分の力学』(岩波新書)、鹿嶋敬、岩波書店、2019年、820円+税、ISBN978-4-00-431756-2
『男女平等はどこまで進んだか—女性差別撤廃条約から考える』(岩波ジュニア新書)、山下泰子・矢澤澄子監修、国際女性の地位協会編、岩波書店、2018年、900円、ISBN978-4-00-500874-2
『働く女子のキャリア格差』(ちくま新書)、国保祥子、筑摩書房、2018年、800円+税、ISBN978-4-480-07108-8
『定年女子 60を過ぎて働くということ』(集英社文庫)、岸本裕紀子、集英社、2019年、500円+税、ISBN978-4-08-744054-6
『「女性にやさしい」その先へ―”資生堂ショック”から新しい働き方を考える』、AERA編集部・大沢真知子編、朝日新聞出版、2016年、1100円+税、ISBN978-4-02-331522-8
『N女の研究』、中村安希、フィルムアート社、2016年、1700円+税、ISBN978-4-8459-1615-3
『女子のキャリア―<男社会>のしくみ、教えます』(ちくまプリマ-新書)、海老原嗣生、筑摩書房、2012年、840円+税、ISBN978-4-480-68890-3
『100年前の女の子』(文春文庫)、船曳由美、文藝春秋、2016年、780円、ISBN978-4-16-7906634
『大学生のためのキャリアデザイン入門』、岩上真珠・大槻奈巳編、有斐閣、2014年、1,800円+税、ISBN978-4-641-17400-9
『女性とライフキャリア』、矢澤澄子・岡村清子・東京女子大学女性学研究所編、勁草書房、2009年、2,600円+税、ISBN978-4-326-65351-5
『ライフスタイルからみたキャリア・デザイン』吉田あけみ編、ミネルヴァ書房、2014年、2,800円+税、ISBN978-4-623-07023-7
『女性学入門[改訂版]―ジェンダーで社会と人生を考える』、杉本貴代栄編著、ミネルヴァ書房、2018年、2,800円+税、ISBN978-4-623-08208-7
『新・女性学への招待—変わる/変わらない女の一生』、井上輝子、有斐閣、2011年、1800円+税、ISBN978-4-641-28124-0
『女たちのサバイバル作戦』(文春新書)、上野千鶴子、文藝春秋、2013年、800円+税、ISBN978-4-16-660933-8
『はいからさんが通る 新装版』第1巻~第8巻、大和和紀、講談社
『学生のレポート・論文作成トレーニング 改訂版―スキルを学ぶ21のワーク』、桑野てるみ編、実教出版株式会社、2017年、1,200円+税、ISBN978-4-407-33614-6
このほか必要に応じて授業中に紹介します。
関連ページ {女性のキャリア形成支援サイト(独立行政法人国立女性教育会館)、https://winet.nwec.go.jp/career/}
{女性応援ポータルサイト(内閣府男女共同参画局)、www.gender.go.jp/policy/sokushin/ouen/index.html }
{札幌の女性ロールモデル集(札幌市男女共同参画センター・札幌市市民まちづくり局男女共同参画室男女共同参画課)、https://www.danjyo.sl-plaza.jp/rolemodel/ }
{さくや姫プロジェクト(静岡県男女共同参画課)、http://sakuyahime.jp/}
{イクメンプロジェクト(厚生労働省)、https://ikumen-project.mhlw.go.jp/}
このほか必要に応じて授業中に紹介します。
その他、履修生への注意事項 ・テキストについては、上記テキスト欄に記載した『跡見花蹊―女子教育の先駆者』(ミネルヴァ書房)を新座キャンパスの跡見学園女子大学生協にて各自購入し、第1回目の授業から持参してください。
【遠隔授業の実施方法】
・遠隔授業となった場合は、基本的にポータルを利用して行います。ポータルの機能を利用して、講義資料や課題の配付、提示などを行います。
【遠隔授業時における出席の取り方】
・遠隔授業となった場合の出欠の確認については、各回の課題の提出をもって出席とします。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】