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科目名現代ジャーナリズム論
担当者室田 康子
開講期2024年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目ジャーナリズムの意義と役割について学ぶ
授業の達成目標ジャーナリズムの意義と役割、課題について、具体的な報道事例をあげて説明することができるようになる。
今年度の授業内容ジャーナリズムの役割は、公権力の監視、そして「小さき者」の声を聞くこと。ネット時代になっても、その重要性は変わらない。スクープや調査報道の事例を通じて、また、取材対象に寄り添う報道事例から、ジャーナリズムの意義と役割、課題について学ぶ。報道被害などマイナス面や課題についても学ぶ。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回で扱うテーマに関するニュースを見たり読んだりする。10~30分。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項どんなメディアからでもよいので、ニュースや世の中の動きを伝える情報に接する時間を持ち、切り抜きをしたりメモを取ったりして情報収集すること。
第1回イントロダクション。授業の概要とスケジュール、成績評価の方法など。
「ジャーナリズム」とは何か、について説明。
(以下のスケジュールは、授業の進行具合やゲストの都合などで変更する場合があります)
第2回スクープが世界を変えた1
調査報道について ペンタゴン・ペーパーズなど
第3回スクープが世界を変えた2
調査報道 パナマ文書など
第4回日本のジャーナリズム1
リクルート事件など
第5回日本のジャーナリズム2
「ハリボテ」など
第6回報道被害1
松本サリン事件など
第7回報道被害2
足利事件など
第8回ケアのジャーナリズム1
戦時性暴力報道など
第9回ケアのジャーナリズム2
「チェルノブイリの祈り」など
第10回実名報道を考える
京都アニメーション放火事件など

第11回戦争とジャーナリズム
ベトナム戦争報道など
第12回報道の現場から(ゲスト講師)
天安門事件取材など
第13回桶川ストーカー事件から学ぶ1
ジャーナリズムの功罪
第14回桶川ストーカー事件から学ぶ2
被害者遺族の話を聞く(ゲスト講師)
授業の運営方法主に、パワーポイントを示しながら講師が説明する。
2回ゲスト講師を招く予定。
2~12回目は毎回、授業についてのリアクションペーパーを提出してもらう。13、14回に関しては期末レポートを提出。



課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法リアクションペーパーについては、個別のフィードバックはしない。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 定期試験は行わない
小論文・レポート 45% 期末レポート。テーマを事前に授業内で示し、最後の授業時に提出。
小論文・レポート 55% 授業のリアクションペーパー(1回5点)を合計する。
テキスト テキストは使用せず、授業パワーポイントの簡略版を「授業資料」に置く。
参考文献 『ジャーナリズムの原則』(ビル・コヴァッチ、トム・ローゼンスティール)
『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム――ケアの倫理とともに』(林香里)
『チェルノブイリの祈り』(スベトラーナ・アレクシエービッチ)
『桶川ストーカー殺人事件-遺言』(清水潔)
関連ページ 新聞社、テレビ局などのニュースサイト(かなりの部分が無料で読める)
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卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】
実務経験の概要 新聞社に30年余勤務。新聞、週刊誌の記者、編集者のほか、管理・経営部門も経験。業界横断のマスコミ倫理懇談会での活動経験もある。
実務経験と授業科目との関連性 新聞社勤務のかたわら大学院に通い、ジャーナリズムについて学んだ。ジャーナリズムの意義、役割、課題について、現場体験に軸足を置きながら、ジャーナリズム研究の要素も加えて伝える。