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科目名生物学
担当者杉森 賢司
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目ひとつの細胞から生命体へ 〜生命科学:生命の尊さと重要さを学ぶ〜
授業の達成目標地球上に生息する生命体の「細胞や機能」について説明でき、かつ、人類を取り巻く地球環境について考察することができる。
①生物の体の基礎を構成している細胞が出来た過程を説明できる。
②細胞がどの様に進化してきたのか説明できる。
③性の多様性や生命の維持について考察することができる。
④遺伝について理解し、その概要を説明できる。
⑤われわれをとりまく環境要因・環境問題を理解し、その現在と未来について考察することができる。
今年度の授業内容単細胞の生命体が多細胞に進化し、その多細胞生命体においては様々な器官が体の中で相互に役割分担し生命活動を営んでいる。しかし、すべての生命体の基本単位は「細胞」である。ここでは、生命体の原点である「細胞」について学習することにより、その中で行われている神秘的な生命活動について学習する。さらに「ヒト」を主とした生命誕生を通し、生命の大切さを学び、性の重要さについても学習する。また、生命の特質のひとつである遺伝や核酸の持つ分子生物学的特徴についてその役割も交えてわかりやすく解説する。以上のことを踏まえ、生命活動に影響をおよぼす様々な環境因子等についても最新の情報をもとに学習する。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について生命や我々を取り巻く環境問題等を主題とした生物学について新しい情報を厳選し提供していきます。学習した内容の中から興味ある内容について調べ、さらなる内容の発展を期待いたします。講義において課題を与えますので、自学自脩をお願いいたします。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項「授業内容に対し自分の考え等を加えた小レポートを作成する」という課題を数回提示します。この小レポート作成を自学自習時間といたします。
「授業中の視聴覚教材に対するまとめ」については7月末の試験までにまとめて提出するレポート作成(A4;1枚)をお願いします。これは1通です。
第1回生物学の歴史と最初の生命、化学進化と生命のはじまりとしての細胞-1
第2回化学進化と生命のはじまりとしての細胞-2、生命:海からの創世(映像)
第3回DNA と RNA の構造、DNA ワールドと RNAワールド、細胞共生説
第4回原核生物から真核生物へ生命誕生における地球48億年の歴史
第5回細胞内小器官の役割とそれぞれの相互関係-1、ミトコンドリアの特殊性
第6回細胞内小器官の役割とそれぞれの相互関係-2
第7回生体膜の役割
第8回無性生殖と有性生殖、性の多様性
第9回細胞分裂と減数分裂
第10回発生-1 (ウニの発生)
第11回発生-2 (ヒトの発生、生命の重要さ、生命誕生)
第12回ヒトゲノムとは? 〜遺伝子と遺伝情報〜
第13回ヒトゲノムが愛の意味を解析する、DNAが左右するヒトの運命、遺伝子の発現、エネルギー生産
第14回我々を取り囲む環境に与える様々な影響
授業の運営方法講義を通し生命科学に興味や疑問をもってもらうことがねらいです。ヒトを中心とした生命現象・生命活動を理解するため、現在話題になっている事(時事問題)や視聴覚教材を多く用いて講義を行います。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法提出された小レポートについては試験でも使用しますので必要な提出物を返却いたします。
試験については解答を掲示しますが、皆さんの意見を聞くような設問に関しては様々な意見が出てくると予想しますので、「正解」は示しません。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 定期試験を行う。授業中のプリント、自筆のノートは持ち込み可。
小論文・レポート 20% 映像のまとめレポート(A4、1枚)を課します。15回授業終了時までに提出して下さい。
授業参加 20% 5〜10分程度で出来る簡単な質問(資料閲覧可)を小テストとして評価します。
その他 0% 特にありません
テキスト 毎回プリントを配布します。
参考文献 参考書:ダイナミックワイド・図説生物学 総合編 / 東京書籍 (オールカラーで安価;類似のテキストを持っている方は他社のでも参考になります)興味ある方は大きな本屋さんに4月くらいから平積みにして販売しています。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】