科目名 | 生物学 | |
担当者 | 杉森 賢司 | |
開講期 | 2023年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | ひとつの細胞から生命体へ 〜生命科学:生命の尊さと重要さを学ぶ〜 | |
授業の達成目標 | 地球上に生息する生命体の「細胞や機能」について説明でき、かつ、人類を取り巻く地球環境について考えられるようにする。 ①生物の体の基礎を構成している細胞が出来た過程を説明できる。 ②細胞がどの様に進化してきたのか説明できる。 ③性の多様性や生命の維持について考えられるようにする。 ④遺伝について理解し、その概要を説明できるようにする。 ⑤われわれをとりまく環境要因・環境問題を理解し、その現在と未来について考えられるようにする。 |
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今年度の授業内容 | 単細胞の生命体が多細胞に進化し、その多細胞生命体においては様々な器官が体の中で相互に役割分担し生命活動を営んでいる。しかし、すべての生命体の基本単位は「細胞」である。ここでは、生命体の原点である「細胞」について学習することにより、その中で行われている神秘的な生命活動について学習する。さらに「ヒト」を主とした生命誕生を通し、生命の大切さを学び、性の重要さについても学習する。また、生命の特質のひとつである遺伝や核酸の持つ分子生物学的特徴についてその役割も交えてわかりやすく解説する。以上のことを踏まえ、生命活動に影響をおよぼす様々な環境因子等についても最新の情報をもとに学習する。 | |
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 生命や我々を取り巻く環境問題等を主題とした生物学について新しい情報を厳選し提供していきます。学習した内容の中から興味ある内容について調べ、さらなる内容の発展を期待いたします。リモート講義を受講する学生さんたちには課題を投げかける形での講義を行いますので、自学自脩をお願いいたします。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 「授業中の視聴覚教材に対するまとめと自分の考え等を加味した小レポートを作成する」という課題を数回提示します。この小レポート作成を自学自習時間といたします。 | |
第1回 | 生物学の歴史と最初の生命、化学進化と生命のはじまりとしての細胞-1 | |
第2回 | 化学進化と生命のはじまりとしての細胞-2、生命:海からの創世 | |
第3回 | DNA と RNA の構造、DNA ワールドと RNAワールド、細胞共生説 | |
第4回 | 原核生物から真核生物へ生命誕生における地球48億年の歴史 | |
第5回 | 細胞内小器官の役割とそれぞれの相互関係-1、ミトコンドリアの特殊性 | |
第6回 | 細胞内小器官の役割とそれぞれの相互関係-2 | |
第7回 | 生体膜の役割 | |
第8回 | 無性生殖と有性生殖、性の多様性 | |
第9回 | 細胞分裂と減数分裂 | |
第10回 | 発生-1 (ウニの発生) | |
第11回 | 発生-2 (ヒトの発生、生命の重要さ、生命誕生) | |
第12回 | ヒトゲノムとは? 〜遺伝子と遺伝情報〜 | |
第13回 | ヒトゲノムが愛の意味を解析する、DNAが左右するヒトの運命 | |
第14回 | 遺伝子の発現、エネルギー生産 | |
第15回 | 内分泌撹乱物質(環境ホルモン)と遺伝子組換え生命体について考える | |
授業の運営方法 | 講義を通し生命科学に興味や疑問をもってもらうことがねらいです。ヒトを中心とした生命現象・生命活動を理解するため、現在話題になっている事(時事問題)やビデオ等の視聴覚教材を多く用いて講義を行います。 遠隔授業の場合、授業の前日にポータルの生物学掲示連絡にてその旨を連絡し、授業当日の指定時刻にURLを掲示連絡にてお示しします。そのURLにアクセスし、授業時間内に受講してください。また、指定時刻内に指定のアドレスに「出席の旨」を連絡いただき出席とします。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 提出された小レポートについては試験でも使用しますので必要な提出物を返却いたします。 試験については解答を掲示しますが、皆さんの意見を聞くような設問に関しては様々な意見が出てくると予想しますので、「正解」は示しません。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 60% | 定期試験を行う。授業中のプリント、自筆のノートは持ち込み可。 |
小論文・レポート | 20% | 映像のまとめレポート(A4、1枚)を課します。15回授業終了時までに提出して下さい。 |
授業参加 | 20% | 5〜10分程度で出来る簡単な質問(資料閲覧可)を小テストとして評価します。 |
その他 | 0% | 特にありません |
テキスト | 毎回プリントを配布します。 |
参考文献 | 参考書:ダイナミックワイド・図説生物学 総合編 / 東京書籍 (オールカラーで安価;類似のテキストを持っている方は他社のでも参考になります)興味ある方は大きな本屋さんに4月くらいから平積みにして販売しています。 |
その他、履修生への注意事項 | 遠隔授業の場合、授業の前日にポータルの生物学掲示連絡にてその旨を連絡し、授業当日の指定時刻にURLを掲示連絡にてお示しします。そのURLにアクセスし、授業時間内に受講してください。また、指定時刻内に指定のアドレスに「出席の旨」を連絡いただき出席とします。成績評価は指定した課題を提出し、試験を行いますが、対面時と同じ基準で評価します。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |