科目名 | 保育学 | |
担当者 | 相樂 真樹子 | |
開講期 | 2024年度春学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 保育学の知識として、保育の基本(保育内容)、保育制度、乳幼児期の特性と発達、子どもの権利、児童福祉、特別な配慮・支援、保護者支援、保育の課題について学ぶ。 | |
授業の達成目標 | ・保育の基本を理解するとともに、子どもにかかわるさまざまな制度や課題を知る。 ・発達の道筋を理解するとともに障がいについても知り、子どもへの適切な援助のあり方を学ぶ。 ・子どもを取り巻く様々な課題や問題について触れ、自ら考え解決策を見いだせるようになる。 |
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今年度の授業内容 | 「保育学」に関する知識を高めるために保育内容に関連するテキストを使用する。また、関連資料や視聴覚教材を用いて子どもの生活や遊び、児童福祉や子どもの権利、子どもを取り巻く現代の保育の課題等について理解を深めていく。 | |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | ・準備学習(予習・復習等)に必要な時間は、1回の授業につき4時間となるため、授業毎に実施すること。 ・事前学習(予習)の内容は、授業のテーマに関することを自分なりに調べておく。また、指定テキストにおいては該当する内容を事前に確認するなど保育に関する知識を高め理解に努めること。 ・事後学習(復習)は、授業内容の振り返り等を含めた課題やレポートに取り組み、理解を深める様にしていく。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | ・子どもにかかわるさまざまなことに関心を抱き、自分の意見をもって課題に取り組んだり発言できるようにしておくこと。 ・ニュース等で気になる記事や心に残った記事を切り抜く等、情報収集をすること。 ・授業で提示したテキストを使用し、一般的な「保育」について理解しようとする姿勢を保つこと。 |
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第1回 | イントロダクション:「保育」とは 保育の場の機能や保育内容(1)(児童福祉施設としての保育所) |
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第2回 | 保育の場の機能や保育内容(2) (学校としての幼稚園) | |
第3回 | 保育の場の機能や保育内容(3) (「保育と教育」双方の水準を保障する認定こども園) | |
第4回 | 子どもの発達(1)(0歳児の発達と乳児保育) *テキスト第1章「保育の基本と保育内容」を読み内容を理解しておくこと |
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第5回 | 子どもの発達(2)(1,2歳児の発達と保育内容) *テキスト第3章「子ども理解と保育内容」を読み内容を理解しておくこと |
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第6回 | 子どもの発達(3)(3,4,5歳児の発達と保育内容) *テキスト第4章「保育実践と保育内容」§1「子どもの発達と保育内容」を読み内容を理解しておくこと |
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第7回 | 子どもの生活と遊び(1) 基本的生活習慣と子どもの健康・安全 *テキスト第2章「保育内容の歴史的変遷」§2「健康と運動に関する保育内容の歴史」を読み内容を理解しておくこと |
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第8回 | 子どもの生活と遊び(2) 子どもの人間関係と環境・人的環境としての保育者の役割と保育環境 *テキスト第2章「保育内容の歴史的変遷」§3「人間関係と社会性に関する保育内容の歴史」§4「自然や環境に関する保育内容の歴史」を読み内容を理解しておくこと *テキスト第4章「保育実践と保育内容」§2「保育環境の構成と保育内容」§3「具体的な援助と保育内容」を読み内容を理解しておくこと |
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第9回 | 子どもの生活と遊び(3) 子どもの言葉と表現・保育計画と保育内容 *テキスト第2章「保育内容の歴史的変遷」§5「言葉とコミュニケーションに関する保育内容の歴史」§6「音楽・造形的表現に関する保育内容の歴史」を内容を理解しておくこと *テキスト第4章「保育実践と保育内容」§4「指導計画と保育内容」§5「保育実践の評価と保育内容」を読み内容を理解しておくこと |
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第10回 | 子どもの権利と児童福祉(1) 発達障がいのある子どもへの関わり | |
第11回 | 子どもの権利と児童福祉(2) 特別な配慮・支援が必要な子ども | |
第12回 | 子育ての負担や不安を抱えている保護者への支援(障がいのある子どもの家族に対する支援含む) | |
第13回 | 現代の子育てや保育における課題(1) *テキスト第5章「保育実践の多様な展開」を読み内容を理解しておくこと |
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第14回 | 現代の子育てや保育における課題(2) *テキスト第5章「保育実践の多様な展開」の内容を基に自分の意見をまとめておくこと |
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授業の運営方法 | 1.本授業は、オンライン授業の実施(オンデマンドによる映像配信)となる。具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。 * オンデマンドによる授業動画の配信に関しては、Microsoft Teams (チ ームコードは事前に通知する)のシステムを使用する 2.本授業は、保育学の授業内容を基本として保育制度や子ども・保護者の実態を理解するため、保育内容に関連するテキストを使用する。 3.本授業では、授業テーマに基づいた授業動画及び資料の読み取りなどを加え、授業内容の振り返り等を含めた課題やレポートの提出を求める。 4.本授業は、オンライン授業(オンデマンドによる映像配信)となるため、出席確認や課題・レポート・確認テスト等において大学のポータルシステムを使用する。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 提出された課題・レポートについては、大学のポータル等を使用しながら教員が提出物の内容を確認し、コメントを付け加えるなどして返却する。また、確認テストの実施方法や内容等については、実施回前に伝える。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 30% | 中間レポート・期末レポート |
授業参加 | 50% | 授業毎の課題提出状況(解答内容含む) |
その他 | 20% | 確認テスト(2回実施) |
テキスト | 『改定版 保育内容の基礎と演習』柴崎正行編著,わかば社,2018 を授業に使用するため、購入すること。 |
参考文献 | 『保育所保育指針解説』(厚生労働省,フレーベル館)・『幼稚園教育要領解説』(文部科学省,フレーベル館)・『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』(内閣府,文部科学省,厚生労働省,フレーベル館) |
関連ページ | 「文部科学省,https://www.mext.go.jp/」 「厚生労働省,https://www.mhlw.go.jp/index.html」 「内閣府,https://www.mhlw.go.jp/index.html」 「こども家庭庁,https://www.cfa.go.jp/」 |
その他、履修生への注意事項 | (本授業の出席について) ・本授業は、オンライン授業(オンデマンド型)となる。授業終了後に大学のポータルシステムを通じて課題(レポート・確認テスト含む)の提出(授業開始後5日以内)をもって出席とする。 *授業動画の配信は、Microsoft Teams (チ ームコードは事前に通知する)を使用する (指定テキストによる授業) ・保育学の授業内容を基本として保育制度や子ども・保護者の実態を理解するため、保育内容に関連するテキストを使用する。 『改定版 保育内容の基礎と演習』柴崎正行編著,わかば社,2018 (課題・レポート等の提出期限について) ・課題やレポート等には提出期限を設ける(授業開始後5日以内)。期日を過ぎた場合は、成績や評価に大きく影響するため、十分注意すること。 (評価について) ・提出された課題やレポート、確認テスト等の結果を含め、総合的に評価する。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 幼稚園教諭・保育士(認可保育園,子ども家庭支援センター)・早期発達支援士 |
実務経験と授業科目との関連性 | 幼稚園教諭、保育士、早期発達支援士としての勤務・実務経験を踏まえた講義を通して、保育学について講義を行う。 |