| 科目名 | 論理学 | |
| 担当者 | 大西 正人 | |
| 開講期 | 2023年度春学期 | |
| 科目区分 | 週間授業 | |
| 履修開始年次 | 1年 | |
| 単位数 | 2単位 | |
| 授業の方法 | 講義 | |
| 授業題目 | 論理的思考 | |
| 授業の達成目標 | 論理学は正しい思考の形式の研究と定義されています。わざわざ「正しい」とついているのは、そもそもなぜ思考というものが成り立ちえているのか知りたいという哲学的な関心があるからです。思考を研究してみてわかることは、思考が、はじめばらばらに現れていた世界の根底に本質的な統一を見出し、それらを結合しまとめる作業だということです。だから考えることができると、世界はすっとまとまりがついてすっきりします。「わかった!」というときのあの感覚です。逆に、うまく考えられないことを考えが「まとまらない」と言うのもそのためです。考えられるとは、まとまること、すっきりすることです。私たちはすっきりしたいから、正しく考えられるようになりたいと願っています。論理学は、その手助けをします。それにより、思考や他者との議論が成り立つためのかなめの点、つまり論理というものがあるのを理解できるようにします。そして他者との間に議論を理性的に組み立てていく作業に積極的に加わることができるようになることを目指します。 | |
| 今年度の授業内容 | 標準的な論理学には大まかに言って伝統的な形式論理学と現代の記号論理学がありますが、この論理学では伝統的な形式論理学をとりあげます。この論理学にはさまざまな限界があります。しかしそれを知ることがかえって現代の記号論理学の成立理由を教えてくれます。 その週ごとの内容について毎回グーグルフォーム上の小テストを行う。 今年度については対面授業の進捗に応じて流動性がありうる。 |
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| 準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習としてはその週のテキストの部分に目を通すこと(1時間)。復習としては公開される授業動画などで授業内容を整理し上記小テストを解く(2時間)。 | 合計60時間 |
| 自習に関する一般的な指示事項 | 指定された教科書を予習復習する。 | |
| 第1回 | ガイダンス 論理学とは? | |
| 第2回 | 論理学の原理 | |
| 第3回 | 概念とは何か−内包と外延、類と種 | |
| 第4回 | 概念の定義 | |
| 第5回 | ロジックツリー ロジックツリーを使って実戦的問題を解決する方法 |
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| 第6回 | 判断とは何か | |
| 第7回 | 判断の分類 | |
| 第8回 | オイラーの図形、周延と不周延 | |
| 第9回 | オイラーの図形を使って問題を解く | |
| 第10回 | 推理とは何か | |
| 第11回 | 対当推理 | |
| 第12回 | 変形推理 | |
| 第13回 | 三段論法の形式 | |
| 第14回 | 定言三段論法の格式と規則 | |
| 第15回 | 補足とまとめ | |
| 授業の運営方法 | 講義形式による。 | |
| 課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 上記小テストの採点結果が模範解答とともに送信したデバイスに毎週返される。 | |
| 評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
| 定期試験 | 0% | 行わない。 |
| 小論文・レポート | 0% | 行わない。 |
| 授業参加 | 20% | |
| その他 | 80% | 授業内テスト |
| テキスト | 『論理学入門』千葉・東・若山共著、学陽書房 |
| 卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |