科目名 | 哲学 |
担当者 | 大西 正人 |
開講期 | 2024年度春学期 |
科目区分 | 週間授業 |
履修開始年次 | 1年 |
単位数 | 2単位 |
授業の方法 | 講義 |
授業題目 | 哲学的世界観 |
授業の達成目標 | 西洋哲学は、万物の根源を人間の理性の力で探り、そうして捉えられた全体としての世界の中に自分を位置づけたいという人間的欲求とともに始まった。講義では、こうした「形而上学的」な欲求が、世界を全体として非常に生き生きとした自己形成的なものと見る自己形成的世界観として、現代にいたるまでの様々な知的探求の背景になっている様子をみる。学生は、過去の有名な哲学者などの他者の思想を、自分自身の言葉で説明できるようにする。 |
今年度の授業内容 | ひとりの思想家ごとに、その作品を二三週間に分けて集中的に読む。その週ごとの内容について毎回グーグルフォーム上の小テストを行う。 |
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 予習としてはその週のプリントの部分に目を通すこと(1時間)。復習としては授業内容を整理し上記小テストの結果をもとに再検討する(2時間)。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 下記の参考文献を1冊読む。 |
第1回 | ガイダンス 哲学への導入 |
第2回 | 今西錦司 生命的自然観−自己形成的世界観の前哨として |
第3回 | 今西錦司(2) 生命的自然観−自己形成的世界観の前哨として |
第4回 | アリストテレス 自己形成的世界観としての形而上学 |
第5回 | アリストテレス(2) 自己形成的世界観としての形而上学 |
第6回 | 自己形成的世界観の展開としての近代哲学 近代化の原理としての主観客観二元論 |
第7回 | デカルトの近代的世界観 近代的主客二元論 |
第8回 | デカルト(2) 近代的主客二元論 |
第9回 | デカルト(3) 「近代的分裂」の予告としての近代的主客二元論 |
第10回 | 「近代化」と「近代的分裂」の原理としての主客二元論 近代哲学の分裂−合理論と経験論 |
第11回 | カントとヘーゲル カントによる近代哲学の分裂克服の試み |
第12回 | カントとヘーゲル カントのアンチノミー論 |
第13回 | カントとヘーゲル ヘーゲルの弁証法的世界観 |
第14回 | カントとヘーゲル ヘーゲルの弁証法的世界観その2 |
授業の運営方法 | 対面の講義形式による。 |
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 上記小テストの採点結果が模範解答とともに送信したデバイスに返される。次の週の授業で解説される。 |