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科目名地理学
担当者平澤 香
開講期2023年度秋学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目自然環境や産業環境などをとおして、人間の生活に影響を与える地域的、社会的な構造を学ぼう。
授業の達成目標地域研究や野外観察に必要不可欠な地形図のしくみや地図記号について理解するとともに、地図はもちろんのこと写真・統計など多種多様な情報をもとに地域を読み解く知識と技能を身に付ける。
今年度の授業内容地理に対して、各地の地名や特産物・産業の名前を覚えるだけの暗記科目というイメージを持っている人が多いと思う。しかし、地理学の本質は単なる暗記ではなく、地域や場所の性格や特徴を考える科学である。なぜ、そこで人々が生活するのか、なぜ、そこに農村が広がったり工場が立地したりしているのか、またこの都市はどんな役割をしてるのか・・・。このような身近な生活の疑問が地理学の入り口である。地理学を学ぶと何がわかり、どんなことに役立つのか本講義では地理学を初めて学ぶ学生のために、地理学の基本的な視点や考え方・手法について講義する。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に配布する資料による予習と授業後の復習で3時間程度の学修を目指す。 合計60時間
自習に関する一般的な指示事項⽇常⽣活や世界情勢、環境問題に関する時事問題や歴史に関⼼を持つこと。ニュースを⾒、新聞には必ず⽬を通すことが重要。このため、常に地図帳を身近に置き、それがどこで起こっているのかを常に確認・把握する習慣をつけましょう。
 第1回第1回:ガイダンス-地理学とは
 第2回第2回:地形図の読み方・使い方
 第3回第3回:地形図を利用した演習
 第4回第4回:地形図の活用(大学周辺の野外観察)
 第5回第5回:人口からみる地域とその結びつき
 第6回第6回:グローバル化する農業と農村の再編
 第7回第7回:集中する工場と分散する工場
 第8回第8回:情報化時代の流通システムと小売業
 第9回第9回:観光空間の形成とそのイメージ
 第10回第10回:文化地理学の諸局面
 第11回第11回:景観から歴史を読む
 第12回第12回:社会のインフラとしての地理情報システム
 第13回第13回:地理学と公共政策
 第14回第14回:市民運動・住民運動からみた環境問題
 第15回第15回:生活に生きる地図(まとめにかえて)
授業の運営方法基本的に講義が中⼼となるが、地理への興味関心を高め、より⼀層理解を深めるため、若⼲の作業を付加する。また、必要に応じて視聴覚教材も活⽤する。
教材については、事前に配布する。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法課題については評価し返却する。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 60% 論述試験
小論文・レポート 20% 課題の提出
授業参加 20% 課題の提出
テキスト 中学校社会科或いは高等学校地歴科で使用した地図帳
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】