科目名 | ドイツ文学 | |
担当者 | 片岡 慎泰 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | ドイツ文学 | |
授業の達成目標 | 今年度は、以下の三つの問いに自分なりの答えを導き出せることを目標とします。 (1)ドイツ文学は、各国文学なのか、あるいは世界文学なのか。 (2)古典主義とロマン主義を啓蒙主義から観ると、どうとらえることができるだろうか。 (3)伝説とメルヘンというジャンルの違いについて、具体的な作品から指摘することができますか。 |
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今年度の授業内容 | 狭い意味でのドイツだけでなく、歴史的にドイツ語圏といえる地域に眼をくばりつつ、その言語、文学、文化を現代から近代にさかのぼって、講義します。その中で、今年度は、ドイツ古典主義、ドイツロマン主義、グリム兄弟の業績について掘り下げ、具体的な文学作品についての分析や説明のためのさまざまな視点を紹介します。映像教材や音声教材についても取り上げます。数回のグループ学習での発表も行いますので、積極的に授業に参加してください。 |
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準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 文科省の基準では、ドイツ文学のような講義科目は、45時間で一単位と定められています。二単位で90時間です。ということは、15週分で30時間になりますから、予習と復習に60時間必要です。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業では、時間の制約で一部しか紹介できない作品がほとんどです。そこで、みずから作品を読み進めたり、映像化された作品を見て、作品の全体像や筋、細部に用いられているモチーフについて、理解を深めるようにしてください。必要に応じて、どこにその作品があるか、そしてその作品についての論文がどこにあるかなど、アカデミックスキルをみがく訓練もします。 |
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第1回 | 教養とドイツ文学について | |
第2回 | ドイツ文学と世界文学。アカデミックスキルの準備。 | |
第3回 | ドイツ語が完成したのは、いつからだろう。そして、ドイツ文学っていつから始まったのだろう。どんな特徴があるのだろう。 |
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第4回 | ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの生涯について。 | |
第5回 | 伝説とはなんだろう。伝説のファウスト像とゲーテ『ファウスト』について。 |
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第6回 | 『ファウスト』を読む。 | |
第7回 | 伝説というジャンルについて。 | |
第8回 | 具体的な伝説についてグループごとに調べてみよう。 |
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第9回 | グループ発表(その1)。 | |
第10回 | ロマン主義におけるグリム兄弟について。 | |
第11回 | 口承文芸についての研究法について。 | |
第12回 | グリム童話からいくつか作品を選んで、各個人で分析をしてみる。 | |
第13回 | グリム童話からいくつか作品を選んで、各グループで分析をしてみる。 | |
第14回 | 具体的なメルヘンについてグループで調べてみよう。 |
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授業の運営方法 | 原則として、授業は講師が配布したレジュメをもとにした講義になります。ただし、講師が一方的に話をして、学生はそれをただ聞くだけというようにならないために、必要に応じてフィードバックするために、授業ではリアクションのための仕組み作りも用意しています。そこでの回答、質問、感想、提言などを適宜、授業に取り入れながら、双方向的に開かれるようにしましょう。必要に応じて動画も入れることもありますので、連絡には十分注意してください。 |
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課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 課題そのものは、授業中のグループ発表を二回とします。その他、質問や疑問、授業の進め方について遠慮なく申し出てください。必要な事柄はフィードバックを行います、 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
授業参加 | 70% | グループ発表 |
その他 | 30% | リアクション |
テキスト | テキストは特に推奨しません。ポータルに掲示するプリントには必ず目を通してください。できれば、授業に印刷して持ってくることを推奨します。 |
参考文献 | 参考文献については、必要に応じて、適宜指示します。 |
その他、履修生への注意事項 | 必ずスマートフォンかパソコンを授業前に用意してください。 アカデッミクスキルの習熟度に基づき、アプリや調べ方なども指示しますので、その場で使えるようにしましょう。ポータルの資料は、できれば印刷して授業に臨んでください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |