[戻る]
科目名英文学
担当者西田 晴美
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目英文学を学ぶ
授業の達成目標
  • 文学作品は社会および時代の流れを基盤として成立している。文学はどのような変遷を辿ってきたのか。アメリカとイギリスの文学史を理解し、説明できるようになる。
  • 作品の内容を理解したうえで、通り一遍の解釈ではなく自分独自の視点で解釈し、それを論述できるようになる。
  • 英語の原文に触れ、言葉の表面的な意味を超えて書かれていることを読み解くことにより、内容を深く考察し、それを説明できるようになる。
今年度の授業内容英文学とは、イギリス文学だけではなく、広くイギリスとアメリカ文学を指すことばでもある。本講義ではイギリスとアメリカの文学を取り上げる。第1回で文学の読み方について触れる。第2回以降は最初にイギリス文学を扱い、文学史の流れを社会や時代の変遷の中に位置づけて概観する。次にいくつかの作品を取り上げ、あらすじを理解するだけでなく、テーマの考察も行い、原文の読解も試みる。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について・事前にポータルに提出する各回の講義資料を読み、疑問に思ったこと、関心を持ったこと、コメントなどを1つ以上用意しておく。授業で取り扱う作品について、あらかじめ調べて予備知識を持っておく。
・講義終了後は、講義資料を見直して自分なりにまとめた講義ノートを作成し、学んだことを定着させて理解を深めること。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項大学図書館などを利用して、できるだけ多くの作品、少なくとも1冊は必ず読み、自分なりのアプローチで作品を解釈する。
第1回オリエンテーション。文学とは何かについて。
第2回イギリス文学の流れ(16世紀から現代まで)
第3回ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第4回チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第5回ジェイムズ・ジョイス『ダブリンの市民』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第6回カズオ・イシグロ『私を離さないで』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第7回J・K・ローリング『ハリーポッターと賢者の石』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第8回アメリカ文学の流れ(独立期から現代まで)
第9回アーネスト・ヘミングウェイ『老人と海』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第10回ソーントン・ワイルダー『わが町』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第11回トニ・モリスン『ビラヴド』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第12回ポール・オースター『幽霊たち』。時代背景、あらすじ、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第13回ボブ・ディランの作品。時代背景、テーマなどを解説し、抜粋箇所を読む。
第14回全体のまとめ
授業の運営方法オンラインにて実施する。
オンライン授業の実施に関しては、オンデマンドによる映像配信となる。具体的内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法レポートやコメントシートに対して、次回の講義にて特徴的な見解の紹介や全体的な講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 50% レポート(作品を一つ取り上げ、内容を分析する課題)
その他 50% 毎回のリアクションペーパー
テキスト 資料を配布する。
参考文献 『たのしく読めるイギリス文学』(中村邦夫 / 木下卓 / 大神田丈二編著 ミネルヴァ書房 1994年)ISBN: 978-4-623-02360-8  2,800円+税
『たのしく読めるアメリカ文学』(高田賢一 / 野田研一 / 笹田直人編著 ミネルヴァ書房 1994年)ISBN: 978-4-623-02361-5  2,800円+税
その他、履修生への注意事項 オンライン授業はオンデマンドで実施する。
映像および各回の授業資料はポータルを通じて配信する。
出席の取り方は、ポータルを通じてリアクションペーパーを提出することによって出席とする。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】