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科目名英文学
担当者設楽 靖子
開講期2023年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数2単位
授業の方法講義
授業題目英文学を学ぶ
授業の達成目標①イギリス文学の流れに関する基本的知識を身につけ、全体像とその特徴を説明できる。
②主要作品のあらすじや内容を把握し、その面白さや特徴を説明できる。
③作品や作家ついての歴史的・社会的・文化的背景を理解したうえで、文学的技法を意識しながら、作品テーマへの自分なりのアプローチを試みることができる。
④自分が興味ある作品を見つけ、今後の読書体験のきっかけにすることができる。
⑤文学作品の原文に接することで、英語学習につなげる。

今年度の授業内容初回に、授業の進め方や評価方法について説明する。まず、前半の第1回~6回でイギリス文学の流れについて、「時代背景と文学」の面から概観する。次に、第7回で「ジャンル」(詩、演劇、小説)ごとに変遷を辿る。前半が終わったところで、そこまでの内容を確認するための小テストを行なう。後半の第8回~14回では、小説を中心にいくつかの作品を取り上げて、テーマや文学的技法に注目しながら、原文の読解も試みる。最後(第15回)に、2回目の確認小テストと全体のまとめを行なう。
準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について各回、事前にポータル上の授業資料に目を通し、内容を予想しておく。疑問の思うことをあらかじめ整理しておくとよい。
授業後には、教科書の関連箇所を読みながら授業時の説明を見直し、知識の定着を図る。特に英語原文については、可能な限り、読解を試みる習慣にするとよい。
合計60時間
自習に関する一般的な指示事項内容の理解を深めるために、大学図書館の活用が有効である(授業で説明する)。
 第1回オリエンテーション、教科書の使い方、英文学とは? イギリス文学の流れ1(古英語・中英語)
 第2回イギリス文学の流れ2(16・17世紀: ルネサンス期、シェイクスピア、など)

 第3回イギリス文学の流れ3(18世紀: 小説の誕生、ロマン主義時代の詩)
 第4回イギリス文学の流れ 4(19世紀:  ヴィクトリア朝)
 第5回イギリス文学の流れ 5 (20世紀前半: モダニズムの時代)

 第6回イギリス文学の流れ 6 (20世紀後半~: 多国籍化する作家)

 第7回確認小テスト 1
ジャンルの変遷 (詩、演劇、小説)

 第8回詩を読む:シェイクスピア『ソネット集』から。
シェイクスピア 『ヴェニスの商人』。あらすじ、テーマなどを解説。抜粋箇所を読む。映画を見る。
 第9回ジェイン・オースティンとイギリス文化。『自負と偏見』を中心に、あらすじ、設定などを解説。抜粋箇所を読む。映像化作品を見る。
 第10回メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』。語りの構造などを解説。抜粋箇所を読む。
シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』。あらすじ、設定などを解説。抜粋箇所を読む。
 第11回ジョウゼフ・コンラッド『闇の奥』。あらすじ、設定、テーマなどを解説。抜粋箇所を読む
 第12回短篇小説を読む: キャサリン・マンスフィールド。
 第13回カズオ・イシグロ『日の名残り』。あらすじ、設定などを解説。抜粋箇所を読む。映画を見る。
 第14回児童文学を読む。

 第15回確認小テスト 2
全体のまとめ。
授業の運営方法遠隔授業にて実施する。
その際、Teamsによるリアルタイム授業を基本とする(チームコードは事前に通知する)。
各回の授業資料は、原則として、あらかじめポータルで配信する。
具体的な内容は、「その他、履修生への注意事項」を参照のこと。
課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法次回の授業でコメントする。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 30% レポート(作品を一つ取り上げ、あらすじ、登場人物などを概観しつつ、内容を分析する課題)
授業参加 70% 2回の確認小テスト40%、積極的な授業態度30%
テキスト 浦野郁・奥村沙矢香編著『よくわかるイギリス文学史』(ミネルヴァ書房 2020)
2500円。ISBN 978-4-623-08774-7
その他、履修生への注意事項 遠隔授業の実施に伴う注意事項は以下のとおり。
・遠隔授業はTeamsを使用し、リアルタイムで行なう。あらかじめTeamsのコードを伝えるので、コードを入力して定時に参加すること。
・遠隔授業時の出席は、Teamsで出欠確認を行なう。かつ、各回の授業終了後、ポータルでのリアクションペーパーの提出をもって出席とする。

卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】