科目名 | 日本現代史 | |
担当者 | 岡山 麻子 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 戦後日本史 | |
授業の達成目標 | この授業では、戦後日本の政治・外交・国際関係や社会意識について、重要な論点を検討する。それを通して、現代日本における政治的・外交的・社会的諸課題の歴史的性格を理解した上で、時代意識を内在的に読み解いていく。具体的には次の二点を達成目標とする。 1 戦後日本の各時期における政治的・社会的構造とその課題を説明できるようになる。 2 史料を読んで、対象となる時代の社会状況や人々の意識を読み取り、説明できるようになる。 |
|
今年度の授業内容 | 戦後日本の歴史を、政治・外交・国際関係の構造と・社会意識の面から多角的に解き明かし、現代日本の歴史的性格について検討する。毎回、各テーマについての史料を取り上げ、時代状況と社会意識を読み取る形式で進める。 アジア・太平洋戦争の経緯と戦争体験を踏まえ、戦後の社会と国際関係をめぐる論点を整理した上で、高度経済成長期の日本における社会構造の変化やそれに伴う人々の精神状況を分析し、戦後日本の歴史的性格と、その背景にある思想について考察を深める。 授業は講義形式でおこなうが、史料の読み解きに際しては、学生自身が文献や史料を読み込んで積極的に授業に参加することが必要である。毎回の授業において、内容に応じて出される課題を提出することが求められる。 |
|
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に授業資料を読んで、論点・疑問点を整理しておく。 毎回の講義終了後、授業で指示された課題を提出する。 |
合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 配付プリントに掲載された史料や参考文献を積極的に読むこと。 講義で得た知見を生かして、課題に対する回答を作成すること。 |
|
第1回 | はじめに—戦後日本史への視角 | |
第2回 | 戦争体験とその継承 | |
第3回 | 民衆の生活意識と象徴天皇制 | |
第4回 | 戦後の国際関係と社会意識 | |
第5回 | 大衆天皇制の諸相 | |
第6回 | 戦後日本と近代合理主義 | |
第7回 | 高度経済成長の構造 | |
第8回 | 高度経済成長と農村 | |
第9回 | 高度経済成長と大衆心性 | |
第10回 | 公害問題と民衆の思想 | |
第11回 | 「市民」「農民」の思想と運動―生活の問い直し― | |
第12回 | 沖縄と戦後 | |
第13回 | 1980年代の社会と精神状況 | |
第14回 | まとめと授業内テスト | |
授業の運営方法 | 講義形式でおこなう。レジュメを配付する。 毎回の講義終了後、授業で指示された課題を提出する。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 提出された課題については、後日の講義にて特徴的な見解の紹介と講評をおこなう。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 0% | 実施しない |
授業参加 | 40% | 課題の提出とその内容 |
その他 | 60% | 授業内テスト |
テキスト | プリントを配付する。 |
参考文献 | 保阪正康『戦場体験者』ちくま文庫、2018年 山本昭宏『戦後民主主義』中公新書、2021年 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |