科目名 | 日本現代史 | |
担当者 | 岡山 麻子 | |
開講期 | 2023年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 2単位 | |
授業の方法 | 講義 | |
授業題目 | 戦後日本史 | |
授業の達成目標 | この授業では、戦後日本史の政治・外交・国際関係や社会意識についての重要な論点を検討します。それを通して、現代日本における政治的・外交的・社会的諸課題の歴史的性格を理解し、時代状況を読み解いていきます。 毎回の授業では、戦後日本において書かれた史料を読み、各時期の政治・外交・社会の諸問題について、その背景にある思想のレベルから把握すること、また現代日本社会が抱える諸課題を、戦後日本の歴史的経緯を踏まえて説明することができるようになることを目指します。 |
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今年度の授業内容 | 戦後日本の歴史を、政治・外交・国際関係・社会意識等の面から多角的に解き明かし、現代日本の歴史的性格と位置づけについて検討していきます。毎回、各テーマについての史料を取り上げ、そこから時代の課題と社会意識を読み取る形式で進めていきます。 まずは前提として、アジア・太平洋戦争の経緯と戦争体験を踏まえた上で、戦争責任、戦後の国際関係等をめぐる論点を整理します。さらに、高度経済成長期以降の日本における社会の変化やそれに伴う人々の精神情況を分析し、戦後日本の歴史的性格と、その背景にある思想について理解を深めていきます。 |
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準備学修 予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 事前に授業資料を読んで、時代の大まかな流れを把握し、疑問点を整理しておく。講義終了後は講義で取り上げた史料を再読して論点をまとめ、授業で指示のあった課題に取り組む。 | 合計60時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 配付プリントに掲載された史料や、授業内で紹介された参考文献を積極的に読むこと。 | |
第1回 | はじめに—戦後日本史への視角 | |
第2回 | 戦争体験の諸相(1)—民衆の戦争体験 | |
第3回 | 戦争体験の諸相(2)—兵士の戦場体験 | |
第4回 | 戦争責任の問い方 | |
第5回 | 講和条約と日中関係 | |
第6回 | 大衆社会と天皇 | |
第7回 | 戦後日本と近代合理主義 | |
第8回 | 高度経済成長の構造 | |
第9回 | 高度経済成長と農村 | |
第10回 | 高度経済成長と大衆心性 | |
第11回 | 公害問題と民衆の思想 | |
第12回 | 「市民」「農民」の思想と運動―生活の問い直し― | |
第13回 | 沖縄と戦後 | |
第14回 | 現代社会の精神情況 | |
第15回 | 戦後日本史と現代 | |
授業の運営方法 | 講義形式でおこなう。レジュメを配付する。 遠隔授業の実施が必要となった場合は、オンデマンドによる動画配信およびポータルにおける資料配信をおこなう。 |
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課題 試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | 小課題やレポートについて、特徴的な見解の紹介と講評をおこなう。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 0% | 実施しない |
小論文・レポート | 70% | 期末レポート |
授業参加 | 30% | 小課題の内容 |
その他 | 0% | 実施しない |
テキスト | プリントを配付する。 |
参考文献 | 保阪正康『戦場体験者』ちくま文庫、2018年 山本昭宏『戦後民主主義』中公新書、2021年 |
その他、履修生への注意事項 | 遠隔授業の実施が必要な際には、次の要領でおこなう。 1遠隔授業日の出欠について 遠隔授業日は、受講後に小課題を提出することによって、出席とする。指定された期限までにポータルを通して小課題の提出を行う。 2遠隔授業の方法 ポータルによる資料・課題の配信、またはTeamsを利用した動画の配信をおこなう。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |