科目名 | プロゼミII | |
担当者 | 篠原 靖 | |
開講期 | 2024年度秋学期 | |
科目区分 | 週間授業 | |
履修開始年次 | 1年 | |
単位数 | 1単位 | |
授業の方法 | 演習 | |
授業題目 | プロゼミII | |
授業の達成目標 | 高等学校までの「学業」の場から、大学での「学問」の場への移行をスムーズに行うことができるように設定された科目です。 「学問」とは、「研究」によって新事実を発見し、体系的に組織化してゆく営みを言います。大学では「研究」の方法を学ぶと共に、自ら実際に「研究」を行ってみて、「学問」の意義や価値を学びます。「プロゼミ」はその序章であり、「卒業論文」はその最終章に当たります。 「プロゼミⅠ」では、「研究」における「問い」の立て方、「問い」を解決するための実証的方法と研究倫理、「問い」から導き出した知見を発表する方法等を学ぶとともに、与えられた課題のもとに、小論文の作成と簡単な発表(初級編)を行い、自らが考え、論理的整理をする基礎力を養成することを目標とします。 「プロゼミⅡ」では、さらに高度な方法や技能を学習し、実際に研究倫理を踏まえた研究計画から研究発表に至る一連の流れを体験して、独自な視点を持つ論文を作成(中級編)するとともに、教員や授業参加者間の対話または討論を通じて、多面的な分析力を養成することを目標とします。論文作成などの学術活動に際して必要な研究倫理を身につけます。 |
|
今年度の授業内容 | コロナ感染が世界中に蔓延し観光産業も大きな転換期を迎えています。日本の経済成長と観光の関係を学びウイズコロナ時代の政府が取り組む観光政策を学び観光立国の重要性や日本が国際競争に打ち勝つために必要となる課題を理解します。 「プロゼミⅠ」と同様に、それぞれの担当教員が選ぶ「授業題目」のもとに、どのクラスも共通に「基礎的演習」としての内容を学びます。ただし、この「プロゼミⅡ」では、「プロゼミI」で学んだことを前提に、学問研究のためのより進んだ技能の獲得や、多面的、多角的な分析力の養成を目指します。 1)分かりやすい発表の技術 a)説明の仕方 聞き手にとっての分かりやすさ、 原稿読み上げをしない努力が必要 b)図表化の仕方 箇条書き、階層図、対比図、流れ図等の分かりやすさの工夫 c)配付物の作り方 全体の構造が分かりやすいレイアウトの工夫 2)小論文作成と発表(中級編) 何らかのテーマで探究活動を実践し、その結果を小論文にまとめて、クラスで口頭発表を試行する。 どこかに独自性が発揮されている論文作成が目標。 中級編では、理論の裏付け(方法は、実験、調査、フィールドワーク、 観察、文献、実物等、分野によって異なる)の示し方、及び研究対象物・者に対する倫理的配慮(資料の取り扱い、インフォームド・コンセント等)の体験を含む。 *期間中に、教員や参加者間の対話を通じて、多面的、多角的な分析力の養成を目指す。 |
|
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について | 授業内で解説する観光産業界における様々な課題や各自のキャリアデザインを描くうえで必要になる課題図書を設定します。テーマ毎のグループワークで各自が課題と解決方法を発表で出来るよう様々な研究を自習してください。詳しくは授業時に分かり易く個別に指導します。(合計約15時間) | 合計15時間 |
自習に関する一般的な指示事項 | 授業内で行うキャリアデザイン実習における課題レポートを定期的に提出していただきます。 | |
第1回 | 入学後初めての秋学期を迎えるに当たって(大学に入学した人生の立ち位置の確認) | |
第2回 | 自己の目標設定「なりたい自分」の見つけ方 | |
第3回 | 目標と願望の違いとは何か・・・・・・・・・・・・・(課題図書・勉強) | |
第4回 | 願望を目標化するには・・・・・・・・・・・・・・・(研究) | |
第5回 | 小レポート*(A)「なりたい自分について・・・」・(小論文・仮説立て) | |
第6回 | 小レポート*(A)「なりたい自分について・・・」・(小論文・仮説立て) | |
第7回 | なりたい自分を実現すために足りないものは?・・・・(課題図書・勉強) | |
第8回 | 現状の自分と目標のとのギャップは?・・・・・・・・(研究) | |
第9回 | 自己啓発と動機づけ・・・・・・・・・・・・・・・・(発表・表現) | |
第10回 | 「なりたい自分」「つよい思い」の構築・・・・・・・(講義・小論文) | |
第11回 | 5年後の自分について・・・・・・・・・・・・・・・・(講義・課題整理) | |
第12回 | 20年後の自分について・・・・・・・・・・・・・・・(講義・課題整理) | |
第13回 | 大学4年間におけるアクションプランの策定方・ ・・・(グループ実習) | |
第14回 | 優良アクションプランの発表・・・・・・・・・・・・(小論文・発表・表現) | |
授業の運営方法 | 詳しい運営方についてはポータルサイトの授業連絡にて指示いたします。こまめにチェックをお願いします。 |
|
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法 | ①毎回の授業終了時には質問などの時間を確保し授業の理解度を深める体制を確立しています。 ②講座会期中に2~3回の小レポートの提出を求めます。提出はポータルの課題提出機能を利用します。 ③授業時間以外で受講生からの個別の指導の希望があれば対応します。成績評価の方法 ※次の評価基準・割合に基づき評価されます。 |
評価の種類 | 割合(%) | 評価方法・評価基準 |
定期試験 | 40% | 講座全体の理解度を課題作成により評価します。 |
小論文・レポート | 20% | 理解を深めるためのレポート提出で評価します。 |
授業参加 | 30% | 出席を重んじます。 |
その他 | 10% | 積極的な発言など 能動的な授業参加を評価します。 |
テキスト | ゼミの特色を生かして各自との面談を経て最適なテキストを指定します。 |
参考文献 | 観光デザイン入門—21世紀は観光創造時代! (跡見観光ブックレット)篠原靖(著) |
関連ページ | 「跡見学園女子大学 篠原靖」の検索結果 - Yahoo!検索 |
その他、履修生への注意事項 | 大学生活が始まり早くも半年が経過しましたが、残された大学生活を有意義に送れるようになりたい自分と強い思いを構築してください。 |
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 | カリキュラムマップ【全学共通科目】 |
実務経験の概要 | 担当教員は30年間旅行産業で勤務し豊富な実務経験を有しており現在は内閣官房や観光庁等様々な中央官庁の観光事業事業設計に携わっています。授業での講義で学んだ様々な理論を皆さんが実務の舞台で活用出来るアクションに変換できる実践型の授業運営を目指します。 |
実務経験と授業科目との関連性 | プロゼミIIは観光を学ぶ上でのすべての基礎になる重要な科目です。担当教員の篠原は観光産業で30年以上の勤務を経験し旅行産業のマーケティング・企画・広報・人事・教育など様ざまな分野を担当し実務家教員として豊富な経験と知見を持っています。実務家教員ならではの最新の観光政策を紹介しながら楽しく観光を教授します。 |