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科目名画像処理基礎演習
担当者田辺 公一朗
開講期2024年度春学期
科目区分週間授業
履修開始年次1年
単位数1単位
授業の方法演習
授業題目コンピュータを利用した2次元画像(2DCG:写真・イラスト等)の編集・作成
授業の達成目標・ 画像処理の基本的な知識や手法について説明することができるようになる。
・ 画像処理ソフトウェアの基本操作ができるようになる。
・ 画像の基本的な編集や作成ができて、その過程を説明できるようになる。

今年度の授業内容授業では、まず、コンピュータで扱う形式のディジタル画像(写真やイラスト等の2次元画像)に関する基礎知識を学習する。そして、ディジタル画像の処理(修正・編集等)や画像の作成に用いられる基本的な技法を、ソフトウェアを用いた実習を通じて学習する。ソフトウェアは、 Photoshop (場合によっては GIMP)の使用を予定している。
準備学修予習・復習等の具体的な内容及びそれに必要な時間について事前に各回のテキスト該当章を読み、内容を確認しておく。
授業後は、テキスト該当章を熟読し、理解を深めること。また、テキストの練習問題を実施して、画像処理ソフトウェアの操作に慣れること。
合計15時間
自習に関する一般的な指示事項反復して練習することが理解につながるので、授業内容をしっかり復習すること。また、なるべく授業で行なった演習内容を自分で試したりする時間を作ること。
第1回【ガイダンス】
授業の概要とディジタル画像の基礎について講義する。また、画像処理ソフトウェアのインターフェイスを確認し、操作を体験する。
第2回【色調補正】
 画像の明度・色合い・彩度・コントラストを調整する方法について説明し、ソフトウェアを用いて演習する。
第3回【選択範囲】
 画像の一部分を選択する方法について説明し、ソフトウェアを用いて演習する。
第4回【レイヤー】
 同じ平面に何枚もの透明な層を重ねたように画像を管理できる機能であるレイヤーの使い方について、講義・演習を行う。
第5回【色の設定とペイント機能】
 使用する色の設定と彩色する手法について、講義・演習を行う。
第6回【演習課題1】
第1回から第5回までの授業内容の理解を確認するための演習として、簡単なアニメーションを作成する。
第7回【演習課題2】
第1回から第5回までの授業内容の理解を確認するための演習として、線画(イラスト)への着色を実施する。
第8回【画像修正】
画像から不要物を削除する手法や画像の一部を修整する手法について、講義・演習を行う。
第9回【フィルター】
画像全体や画像の一部に特殊効果を適用する方法について、講義・演習を行う。
第10回【演習課題3】
第1回から第9回までの授業内容を確認するための演習として、画像の作成を実施する。
第11回【文字とパス】
文字の入力・加工の手法と、パス(ベクトル画像)について、講義・演習を行う。
第12回【総合演習課題1】
これまでの授業内容の理解を確認するため、修正・加工・合成による画像作成を実施する。
第13回【総合演習課題2】
第12回に続いて、再度、これまでの授業内容を確認するため、修正・加工・合成による画像作成を実施する。
第14回【まとめ】
授業内容についての振り返りを行う。
授業の運営方法授業では、まず、その回のテーマに関する講義を行い、画像処理の知識や手法について学ぶ。次に、テーマに関するソフトウェアを用いた演習を行い、画像処理の手法を具体的に学ぶ。
課題試験やレポート等に対するフィードバックの方法演習実施後、後の回の授業にて全体的な講評を行う。
評価の種類 割合(%) 評価方法・評価基準
定期試験 0% 実施しない。
小論文・レポート 0% 実施しない。
授業参加 50% 演習成果の提出率と達成度によって評価する。
その他 50% 演習課題の達成度によって評価する。
テキスト まきのゆみ「Photoshopしっかり入門 増補改訂 第3版」SBクリエイティブ(2024)2310円 ISBN 978-4-8156-2429-3
参考文献 適宜、授業で紹介する。
その他、履修生への注意事項
Windowsの基本的な知識や操作を習得していることが前提である。また、各回の授業はそれ以前の授業内容を前提とするので、継続して参加することが必須である。そして、できれば授業で学んだことを利用して、より広く色々なことを学んでいただきたい。
卒業認定・学位授与の方針と当該授業科目の関連 カリキュラムマップ【全学共通科目】