| 辨 |
ハリエンジュ属 Robinia(洋槐屬)には、北アメリカに10種がある。
ハナエンジュ(ハナアカシア) R. hispida(江南槐) 北アメリカ原産
ハリエンジュ(ニセアカシア) R. pseudoacacia(刺槐)
トゲナシハリエンジュ f. inermis |
マメ科 LEGUMINOSAE(FABACEAE;豆科)については、マメ科を見よ。
そのマメ亜科 Papilionoideae(Faboideae;蝶形花亞科)乃至マメ科 Papilionaceae(Fabaceae;蝶形花科)については、マメ亜科を見よ。 |
| 訓 |
和名ハリエンジュは、漢名「刺槐(とげのあるエンジュ)」の訳。 |
種小名は、「偽アカシア、アカシアもどき」。
アカシアは、マメ科アカシア属 Acacia の植物の総称、日本ではよくギンヨウアカシアが植栽される。
ただし、日本では しばしば本種をアカシアと俗称する。 |
| 説 |
北アメリカ原産、中国にはドイツ人により青島に導入。
日本には、明治7(1874)に入った。 |
| 誌 |
北原白秋の詩歌に頻出する「あかしや」は、何アカシアであろうか。
ほのぼのと人をたづねてゆく朝はあかしやの木にふる雨もがな
あかしやの花ふり落す月は来ぬ東京の雨わたくしの雨
(北原白秋『桐の花』1913)
この道はいつか来た道、
ああ、そうだよ、
あかしやの花が咲いてる。
北原白秋「この道」(1926)より
あかしやの金(きん)と赤とがちるぞえな。
かはたれの秋の光にちるぞえな。・・・ 北原白秋「片恋」(1899)より |
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