| 辨 |
トクサ属 Equisetum(木賊屬)については、トクサを見よ。
シダ植物については、しだを見よ。 |
| 訓 |
栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシという。胞子茎の漢名は筆頭菜(ヒットウサイ,bitoucai)・土筆(ドヒツ,tubi)。 |
| 小野蘭山『本草綱目啓蒙』11(1806)木賊の条に、「問荊 スギナ マツナ筑前 トウナ讃州 ツクノヲバ勢州 ツギマツ土州 マツブキ播州 ツギグサ仙台」「花ノ名ヲ フデツグサ古歌 フデツバナ同上 と云、今ハ ツクヅクシト云、ツクシ東国 ホウシコ豫州 ホウシ雲州 ツクツクボウシ和州 ホシコ讃州」と。 |
| 説 |
広く北半球の温帯・暖帯に分布し、日本でも全国いたるところで見られる。 |
| 誌 |
ツクシは、袴を取り、茹でてあくを抜き、食用にする。
全草を乾したものを問荊と呼び、薬用にする。 |
| 日本では、ツクシの方言は全国で500以上、スギナの方言は160以上あるという。もって古来親しまれた植物であることが知られる。 |
| 「土筆はあまねく世人料理に用ゆ」宮崎安貞『農業全書』(1697)。 |
| 「セイヨウではワラビの根にあたる救荒植物はスギナ類で、これにつく小型のイモは掘って食べられた記録がある」(中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』)。 |