| 辨 |
ネジバナ属 Spiranthes(綬草屬)には、約30種がある。
S. sinensis
ナンゴクネジバナ var. sinensis(綬草)『中国雑草原色図鑑』356
ネジバナ var. amoena |
| ラン科 Orchidaceae(蘭科)については、ラン科を見よ。 |
| 訓 |
和名は、ネジバナもモジズリも、花序の捻れたようすから。
(『古今和歌集』『百人一首』で有名な「みちのくの しのぶもぢずり」とは、直接の関係は無い)
漢名の綬は、官印・勲章などを身に着けるための組紐、これも花序のようすから。 |
| 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)に、「モヂズリグサハ一名ネジバナ シンコバナ筑前 ヒダリネヂ羽州 ヒダリマキ江州 ニジグサ同上 キツネサゝラ水戸」と。 |
| 説 |
種 S.sinensis(S.australis)としては、日本・朝鮮・中国をはじめ、ヨーロッパ東部乃至シベリア、マレーシア・オーストラリア・ポリネシア西部に分布。
var. amoena は、日本の本州を中心に分布。
var. sinensis は、日本(南西諸島)・中国(南部)・臺灣に分布。 |
| 誌 |
中国では、根・全草を薬用にする。 |
| 『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 春之部」に、「もぢずり 中末。花むらさき、四五寸ばかりの小草」と。 |