| 辨 |
タツナミソウ属 Scutellaria(黄芩屬)については、タツナミソウを見よ。 |
| 訓 |
和名は、根の切断面が鮮やかな黄色をしていることから。 |
| 李時珍『本草綱目』(ca.1596)黄芩の釈名に、「芩は、『説文』は■{艸冠に金}に作る。其の色 黄なるを謂う。或は云う、〈芩は黔なり〉と。黔は、乃ち黄黑の色なり」と。 |
深江輔仁『本草和名』(ca.918)黄芩に、「和名比々良岐、一名波比之波」と。このヒヒラキは、ヒイラギソウのつもりか。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』9(1806)に、「ヤマヒゝラギ延喜式 コガネヤナギ種樹家 今ハ通名」と。 |
| 説 |
朝鮮・中国(東北・河北・内蒙古・山西・陝西・甘肅・河南・山東・四川・雲南)・蒙古・東シベリアに分布。 |
| 誌 |
中国では、根を黄芩と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅰ』pp.448-450、『中草藥現代研究』Ⅲp.248、日本薬局方オウゴン。
なお、地方により、次のものなど多くの同属植物を、黄芩として同様に用いる。
S. amoena (西南黄芩・滇黄芩)
S. ikonnikovii (薄葉黄芩)
S. rehderiana (甘肅黄芩)
S. viscidula (黄花黄芩・黏毛黄芩) |