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ひま (蓖麻)
学名 Ricinus communis 日本名 ヒマ 科名(日本名) トウダイグサ科 日本語別名 トウゴマ(唐胡麻)、カラエ、カラガシワ 漢名 蓖麻(ヒマ,bima) 科名(漢名) 大戟(ダイゲキ,daji)科 漢語別名 伊蘭(イラン,yilan)・伊羅(イラ,yiluo) 英名 Castor bean
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| 辨 | 葉・茎が赤く色変りしたものを鑑賞する品種ミズマがある。 |
| トウゴマ属 Ricinus(箆麻屬)は、この1属1種。 | |
| トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE(大戟科)については、トウダイグサ科を見よ。 | |
| 訓 | 深江輔仁『本草和名』(ca.918)萆麻に、「和名加良加之波」と。 源順『倭名類聚抄』(ca.934)萆麻に、「和名加良可之波、一云加良衣」と。 小野蘭山『本草綱目啓蒙』13(1806)箆麻に、「カラヱ和名鈔 カラガシハ同上 トウゴマ今名 トウノゴマ 遠近子実名。和方書」と。 |
| 漢名は、「葉は大麻に似て、子(種子)の形は宛も牛の蜱(だに)の如し、故に名づく」と(本草綱目)。 | |
| 属名は「ダニ」、種子の形から。 | |
| サンスクリット名はエーランダ eranda、伊蘭(イラン,yilan)・伊羅(イラ,yiluo)と音写する。 | |
| 説 | 熱帯アフリカ原産、古代エジプトでは約6000年前から利用。今日の主産地はインド。 日本には9-10世紀頃中国から入り、カラカシワと呼ばれた(『倭名類聚抄』)。文久3年(1863)アメリカから新種を導入。明治10年(1877)ころから千葉県で栽培、ヒマシ油を製造した。 |
| 誌 | 種子を蓖麻子(ヒマシ,bimazi)と呼び、薬用・食用にする。『中薬志Ⅱ』pp.443-445 また種子から採った油を蓖麻子油(ひましゆ)と言い、薬用(峻下剤)・化粧品用・工業用などにするに用いる(日本薬局方)ほか、印肉に入れる。 |
| エジプトでは6000年前の遺跡から種子が出土している。 | |
| 仏教経典では 悪臭を放つ毒草。芳香を放つ栴檀(せんだん,ビャクダン)と対比する。 父殺しの大罪を悔い、釈尊によって救われたアジャータシャトル(阿闍世)王の言葉に、「我世間を見るに、伊蘭子(子は実,種)より伊蘭樹を生ず。伊蘭子より栴檀を生ずるを見ず。我今始めて伊欄子より栴檀樹を生ずるを見る。伊蘭子とは、我が身是なり。栴檀とは、即ち是れ我が無根の信なり」と(『大乗大般涅槃経』)。 |
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道のべに蓖麻の花咲きたりしこと何か罪ふかき感じのごとく (1946,齋藤茂吉『白き山』) |
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