| 辨 |
ミツマタ属 Edgeworthia(結香屬)には、次のようなものがある。
ミツマタ E. chrysantha(E.papyrifera,E.tomentosa;結香・黄瑞香・打結花・
夢花・雪裏開)
E. gardneri(滇結香・構皮樹) 雲南西部に分布 |
| ジンチョウゲ科については、ジンチョウゲ科を見よ。 |
| 訓 |
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| 説 |
中国(河南・陝西・長江流域以南)・臺灣・インドシナ・ビルマ・ヒマラヤに分布。
日本には慶長(1596-1614)年間までに中国より渡来。
ヨーロッパには、1845年ころフォーチュンが紹介し、イギリスのキュウ植物園に植えられた。今日では、世界中で観賞用に植栽する。
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| 誌 |
樹皮から繊維をとり、紙・人造綿などを作る。
中国では、花の蕾を新蒙花・蒙花珠と呼び、密蒙花(ワタフジウツギ Buddleia officinalis)と同様に薬用にする。『中薬志Ⅲ』p.364 |
日本では、慶長3年(1598)3月4日徳川氏が伊豆修善寺村につかわした文書の中に、紙料としてミツマタの名が見える。従って、ミツマタが中国から渡来したのはこの時以前。
天明(1781-1789)のころから三椏和紙(静岡の駿河半紙)が量産されるようになり、明治15年(1882)ころからこれで紙幣を作るようになって、広く宮城県以南の各地で栽培された。 |
一説に、『万葉集』に詠われるさきくさ(三枝)は ミツマタであるとする。ただし、この説の最大の弱点は、ミツマタの渡来時期にあろう。
さきくさを見よ。 |